特大コロッケの裏側

気持ち悪くなって目覚めた。昨夜遅くに特大コロッケを2個と半分も食べたせいだ。コロッケは決して悪くない、わるいのは紛れもなく僕だ。特大コロッケに隠しきれない申し訳なさを感じながら、今日の予定がないことにふと胸を撫で下ろす。スロー・スタートな1日が始まった。

 

昨日、祖父から自伝書の原稿を受け取ってからしばらく読み進めています。1960年代後半に青春を送った世代。あらゆるものが変化した世の中で変わらなかったのは花のうつくしさでした ━━━━━いまや実体のある手紙、そして無舗装路、路面電車までずいぶんと減ってしまった。同じ景色をみようにもみられない。まったく同じ感情を抱いたのが夜更けにみた月見草だった。どうやら草や花木はそう簡単には変わらないのだ。僕はちょっと嬉しかった。

 

君は月見草をみたことがありますか?

 

ところで、明日納車なのです。祖父が夫婦で初めて買った車は、すばるの軽でした。僕がすばるの軽を買うことになろうとは思いませんでした。もちろん祖父が所有していた頃の車よりうんと新しいのですが・・・嬉しくなりました。

 

平成10年式のきれいな赤色の軽です、屋根とサイドミラーとテール・ランプの所だけ白くて、どこかヘンテコかも知れない所が面白くて。あちこちの修理で一週間だけ延びてようやく明日が納車です。たぶんどこまでもそういう色眼鏡で見てしまうんだ・・・僕は眠れない。