大学の連れ

9月7日(火)

"大学の連れ"という関係をつくるのに5年以上かかってしまった自分だが、今年上半期で大きな進展がこれだった。いまやりとりを見返すと、9月になってすぐに立てた予定がこの日あった。その日の朝、昼前に集合ということになった。

自分のまわりにいる人々は30分くらい遅れても何も言わないひとしかいないが(それ以外の友だちは消えた)はじめて学校以外で会うので間に合わなくちゃいけないとおもい妙に緊張した。しかしながら意識して変わるはずもなく30分遅れてしまい、申し訳ないなという気持ちを抱きながら車にのせた。朝は弱いと弁明するが君はみんなそうだよと笑ってギターを車につんでいた。自分はこのあとの数十分が苦手だ。当たり前だが気まずいのだ。でもそれなりにこの気まずさと向き合ってきたつもりだ。過去には3時間遅れることもあったが年々その時間は短くなっている。今後に期待だ。それまで"連れ"でいることを心から願っている。

そう、ここで気づいたのだが学校以外で会うのはラーメンに一回だけ行ったくらいではじめてなのだ。これで"連れ"というのも可笑しいが大事なのは直感である。これまでの経験から馴染む気がしている。

昼食を彼の薦めでcrown sandwich&snowiceというサンドイッチ屋ですませ、商店街を歩いた。行きつけの古着屋は隣どうしだった。彼はわりとストリートな感じも好きそうである。ヴィンテージも好きなようだ。もっぱら年代物には詳しくない自分はさっぱりだったが君は説明がうまく、いわゆるヴィンテージにわりと魅力を感じてしまった。なぜかというと君は年代の価値だけでなく服のディテールを気に入っている。その心意気だけで感服してしまった。そして君ならとおもいマイラブリーホームである2nd Street(セカスト)へと導いたのだ。意外にも訪問経験がなかったようで目を輝かせてくれて嬉しかった。

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ほかに彼の"やりたいことリスト"にあった公園とかでアコギ教わりたいを雲行きの怪しいなか敢行し、天気もなんとかもってくれて満足度のたかい半日であった。

世間は厳しいけれどときどき人に会うのは精神衛生上かならず必要だなとおもった。

 

トピック上、連れのはなしを先に書いたがその朝、キタムラにも行った。フィルムを買いにゆくといつものkodakの200は最近入荷していないらしく、かわりにfujiの100を買った。isoが低ければ低いなりにフィルムの色を楽しめるので十分である。それにノイズもすくない。低感度フィルム推しだ。たくさん撮ったので例えば9月の前半で撮りおえて現像に出したい。連れにフィルムカメラを熱弁する自分に気づき、ああ君からは自分のみるヴィンテージを愛する君のようにみえるのだとおもい少し距離が縮まる気がした。また上半期の成績をチェックしていなかったが、見るならば助けあった彼に会える今日だなとおもい確認したところ、思った以上に成績が好ましかったため、親しみの意を込めて冒頭の呼び名となる。